ハンコについて

不動産取引の現場においては、ハンコを必要とする機会が多くありますが、そのハンコについて考えてみたいと思います。

日本はハンコ文化

ハンコを押す文化は世界の中でごく限られた国で、日本以外では韓国や台湾だけだというような情報がネット上に書かれていました。それ以外の国は署名の文化で銀行口座を開設する際の本人証明も本人の署名で行われます。ハンコは盗難の心配がありますし、署名は本人でしか特有な署名しかできないわけですから、個人的な意見としては、その方がセキュリティー上の安全性は高いと思いますが、漢委奴国王印(かんのわのなのこくおういん)でも良く知られるとおり、古来より我が国に根付いたハンコ文化はそう変化することはないと思います。

ハンコの正式名称は印章

さて、ハンコですがこの正式名称は、印章と言います。それでは印鑑は何かというと、金融機関や地方自治体に登録している特定の印象を指して印鑑と呼ばれています。印章の正式名称が印鑑ということではなく、印章と印鑑は同じものではありません。

契約書におけるハンコの使い方

契約書におけるハンコには以下のようなものがあります。

  1. 契約印
  2. 契印
  3. 訂正印
  4. 消印

契約印

契約書で末尾に押印するハンコです。

契印

契約書が複数ページにわたる場合は、落丁がなく連続性を証明するためや不正の差し替えがないという証明するためのハンコです。ページ数が少ない場合は、Aのようになります。

 

 

一般的な不動産売買契約書はページ数が多く、両開きの状態で押した場合に紙の厚みによって印影を鮮明にすることが難しいため、文書の背を製本テープで綴じた状態で図Bのようにハンコが押されます。この場合、見開きページに図Aのようなハンコは省略されます。

訂正印

契約書内に誤りがあった場合に訂正をしたのちに訂正印を押すことで勝手に訂正したものでないということを証明します。

消印

金額が表示された領収書や契約書には収入印紙が貼られますが、その収入印紙が使用済であることを証明するために消印を押します。

ハンコの押し方

 

ハンコは、当然印影が鮮明に写るように押す必要がありますが、押し方には、定められた法律や規則が存在するわけではありません。例として示しているような名前にハンコがかけて押しても、名前の最後にある印の字の上に押しても、押さなくてもかまいません。

 

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